「百合コレクション」のお話
こぼれ話になりますが、名刺を作ろうとしています。詩人の名刺。
音楽詩も書いたりするので、肩書きは「詩(うた)うたい」とつけようとしています。
データは出来上がりましたし、後は注文のお願いをして入稿するだけなのですが、
なかなかぽちっといけません。それは私が疑り深いのか、詩人と名乗るだけの裁量があるのか、と
そんなお話につながっていきます。
実は私は大学入学前、2年くらい(だったと思う)ベッドで眠っていた時期があります。
時代としてはその頃からたくさん詩を書いてきました。
夢の中の出来事。物事の概念について。さまざまな内容でしたが、
あの時期があってこその私だと思っています。
その頃は詩人、なんて夢にも思っていませんでした。
その後、言葉を拾いきちんとした詩を読むようになって、詩を書くようになりました。
(同時期くらいに音楽ユニット「シグナルシグナレス」もはじめました。)
後に「文学極道(詩のフォーラムサイト・現在は閲覧のみ可能)」に適当な名前で投稿をはじめました。
月間優良賞をいただけるくらいになってきて、灰草 露ときちんと名乗れるようにもなったのですが、
その数ヶ月後、残念ながらフォーラムは閉鎖してしまいました。
私にとってとても大事な発表の場がなくなってしまいました。
「百合コレクション」という曲をご存知ですか?
音楽ユニット時代にカバーさせていただいたこともあるのですが、
とても美しいメロディに、とても淡く切ない詩が乗っています。
私の書く詩はどことなく霧の中のようだね、と昔言われたことがあります。
霧の中、たくさんの人が迷子になっていることを私は知っています。
世の中を歩くのは人にもよるけどとても難しいことです。前述の「百合コレクション」の歌詞に
砕けてしまった土星のようのに さみしい星でした それでもあなたと 歩いた星ですね
という部分があって、深く共感したことを覚えています。
「さみしい」記憶でも、ともに歩いた記憶。根底には「あなた」と私の深い愛情が見られます。
そんな詩を書いてみたいものだなぁ。と強く思いました。
詩はこれを書こう!と思ってかける類のものではないけれど
根底に読み手への深い心を寄せた詩が書きたい。
そう思っている人に名刺の発注を戸惑っている時間はありませんね。
ひとまずこのサイトでも不定期ながら詩を公開していきたく思います。
そして何より週明けには印刷所さんにご連絡をと思います。
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